歯並びについて
歯並びが悪い。そう思ったことはありませんか。
歯並びは見た目も問題ですが、その他にも多くの問題があります。
歯並びが悪いと歯と歯の隙間や細かい部分まで歯磨きができないため汚れがのこり、虫歯や歯周病にかかりやすく、また口臭がつよくなる傾向にあります。
また、歯並びが悪いために歯の隙間から空気が漏れてしまうなど、正しく発音できない場合もあり、特にサ行・タ行の発音がしづらくなります。
食事のときには、左右均等に噛むことができないために、顎のバランスが崩れ、関節への負担が大きくなります。そのため、顎の関節や筋肉が炎症を起こしやすくなります。
噛み合わせが悪かったり、奥歯が欠損していると、肩こりや頭痛の原因になることがあります。また、噛み合わせは姿勢とも大きく関わっており、左右均等に噛まずにいると肩がこり、まわりの筋肉が緊張することで、姿勢のバランスを崩すこともあります。
見た目についても、最近では身だしなみのひとつであると考える人が増え、その人個人の知性や教養を表すと見なされる場合もあり、進学や就職にも影響を及ぼす可能性も考えられます。
また、世界から見て、日本人は歯並びが悪いとよく言われます。欧米では歯並びが悪いということを病気の一種であると考えられていますが、日本国内においては病気の認識ではなく、美容の類と位置付けられており、歯並びの治療には保険は適用されないため、歯並びを治すことを躊躇い、歯並びが悪いままなってしまっているようです。