現代病ストレスと虫歯の関係
唾液は虫歯菌を殺菌する作用がありますが、体調不良や加齢などによって唾液の量は減ってしまいます。
唾液の量が減ると、口内の細菌が繁殖しやすく、酸が溜まった状態になり虫歯になりやすくなります。また、口臭も発生してしまいます。
体調不良以外にも現代病のストレスから歯に違和感を覚えることもあります。
皆さんの中には、急に歯が痛くなったり、歯茎が腫れたりしたにも関わらず、しばらくすると状態が落ち着いた、歯科医に相談したが特に問題が無かったなどの経験をされた方もいると思います。
基本的にはストレスが原因で虫歯を形成することはありません。
しかし、強いストレスや寝不足などから、歯の調子を狂わすことはよくあることです。
現象としては、歯茎の腫れや痛み、歯が浮いてしまう、きつい口臭が発生してしまう、虫歯の痛み、歯のぐらつきなど、さまざまですが、こういった現象のほとんどは一時的に起こり、また普段通りに落ち着きを取り戻す場合がほとんどです。
ただ、繰り返す痛みや腫れはたとえストレスから来たものだとしても放置してはいけません。根本的に治療が必要な虫歯や歯周病が密かに悪化の一途を辿っている場合がほとんどで、改善に向かっているわけではありません。
悪化した虫歯や歯周病を治療するには当然痛みも伴います。
何度か繰り返す腫れや痛みは、悪化していると気付く前に早期治療することで治療中の痛みも和らげることができるでしょう。